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【監督:田中光敏】

漫画『八百八町表裏化粧師』(石ノ森章太郎)を原作とし、舞台は江戸から大正に変えて描いた映画。
絵を描く参考資料にしようとするためだけに観た『化粧師(けわいし)』でしたが、始終ドキドキしっぱなしで、観て良かったなあと思いました。
お化粧するシーンがただただ美しく、その情緒ある場面に心臓震えっぱなしでした。
化粧だけでなく、人間模様も段々絡み合っていって、温かい気持ちになったり、切ない気持ちになったりしました。
化粧師小三馬(こさんば)を想う元気娘の純江、将来女優になる夢を持つ心の美しい時子、喋ることが出来ない光夫・・・。
それぞれに夢や想いがあり、そこに化粧も絡んできて、ストーリー構成も面白いと思いました。
そしてなんと言っても、映像と音楽の感受性豊かな美しさ・・・!!
純江のお化粧のシーンは圧巻です///思わずここだけ何度も観てしまった。
切なくて、切なくてすごく綺麗で><///きゅん
繊細かつ大胆な情緒溢れるシーン(↑DVDの表紙になっている場面)で、ここだけでも見る価値はあると思いました。一番印象に残ったシーンです。


【キーワード:大正時代の東京/日本/情緒】


余談。
実は邦画は日本人の演技のクサさが気になって(笑)あまり観ないほうなんですが、ストーリーに入り込めばそこまで気にならないなと思いました。
いえ勿論自然に演じる方もいらっしゃいますが・・・!
実際この映画にもいらっしゃいましたし・・・!
こういう機会でもない限りあまり観ないので、個人的にヒットする映画を観れて良かったです。
探せばもっとあるんだろうな~。


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